〇 授業で教えていることだけが、本当に将来の子どもたちに有益なのだろうか?
〇 評価Bの子どもを対象に説明しているため、評価A層の子どもたちは退屈し、評価C層の子が取り残される。
〇 得点率30%未満の子どもを0人にしたい。
〇 教師が教えてわからせるのではなく、子どもたちが気づき、主体的に学ぶ姿勢を身につけさせたい。
〇 学級の中で上下関係ができていて、これを解消したい。
〇 子どもたちが一丸となって活動し、感動する日々を味合わせたい。
〇 将来、子どもたちにとって必要な人間関係形成能力を育みたい。
〇 学級目標を具現化できる集団をつくりたい。
〇 孤立する子をなくしたい。
〇 卒業して20年後も30年後も40年後も幸せで笑顔溢れる人生を子どもたちに送ってほしい。
2024年3月4日
この4月は、異動&新任学年主任&1年担任で、目が回る1週間でした。
いよいよ来週から授業が始まります。
そこで、Find!アクティブラーナーさんより連絡があり、昨年の授業開きの様子をピックアップしていただいています。
「今年は、『学び合い』にチャレンジするぞ!」という方のご参考になれば幸いです。
ただ、付け加えておきます。
『学び合い』は授業方法や形式、手だてではなく、「学校観」「子ども観」「教師観」からなる教育論です。
簡単に言うと、「全員の生徒を無条件に信じ通す」ことだと考えています。
Finedアクティブラーナーに動画がアップされました。
『学び合い』に基づく授業の導入授業のようすです。
クラスの1/3ちょっとは、1・2年生の時にも私の授業をうけたことがある生徒ですが、それ以外の生徒は一斉講義型の授業しか受けたことがない生徒です。
撮影が4月で、まだまだクラスの中がぎこちない感覚の残る中でしたが、子どもたちは、私の伝えたいことをよく理解し、体感してくれたのではないかと思います。
まだまだ、毎回授業を通して、集団が成長している最中です。
『学びあい』に対して、「やってみたいけど、不安」「やってみたいけど、どうやってはじめたらいいの」という多くの先生方に、「へぇ~。こんなやり方もあるのね」感覚で見ていただけたらありがたいです。
拙い実践ですが、多くの先生方にシェアして頂き、私自身も勉強していきたいと思います。
動画を見られて、ご質問等ありましたらお気軽にどうぞ。
ご質問は、「お問い合わせやご質問」からどうぞ!!
先日、朝日新聞の花まる先生担当の方より、授業を取材したいということで、まだ、入学して1ヵ月経たない1年生の理科の授業を参観していただきました。
ガイダンスで2時間、1年理科の授業2回目という、『学び合い』に基づく授業の経験も浅い子どもたちでしたが、早くも、鳥肌が立つような光景がたくさん見られました。
授業内容は、「顕微鏡の使い方」
顕微鏡を37人学級ですが、6台準備。自由に扱えるようにして、授業スタート!
席を立ち、模範解答を見に来る生徒
自分の机で教科書を開く生徒
仲間のところに行き、声をかける生徒
顕微鏡を触りながら、「あーだ、こーだ」する生徒
早速、学びの多様性が現れました。
生徒達が、全員達成のために要求した時間は、「30分間」
しかし、なかなか、めあて達成の子が出てきません。
なぜならば、めあてが「全員が顕微鏡を正しく使うことができる」だからです。
子どもたちは、始め、一人ずつ操作します。しかし、6台しかないので時間がかかるのです。
残り時間が少なくなったところで、異変がっ。
顕微鏡6台それぞれで、まだ課題が終わっていない生徒に対して、ミニ講習会が開かれています。
そして、残り1分で、全員達成!「いぇーいっ!」と自然に声が上がります。
授業後、取材を受けましたが、授業方法論ではなく、教育論でお話ができたので、私にとっても楽しい時間となりました。
2018年5月9日の朝日新聞朝刊に掲載されるそうです。
どのような記事になるのか、楽しみです。
先日、長崎県から小学校の先生(校長先生と研究主任の先生)が来校され、授業を参観していただきました。「新学習指導要領」において、「教育観」を変えていかなければならない。そのために、『学び合い』を実践していきたいとのことでした。授業後、短時間でしたがお話しをさせていただき、改めて感じました。「時代がやっと追いついた!?」『学び合い』と出会って、11年。実践を行いながら、否定的なご意見もたくさん頂きました。なかなか予想通りの結果が出せず、悩むこともありました。「あなただからできるんであって、他の人にはできないんだよ」と言われたことも…。でも、時は確実に流れ、社会は大きく変化してきています。終身雇用の崩壊、個々の能力とニーズに応じてパートナーを選択していく時代がやってきています。現に、大手の企業が、alumniをつくり、中途退職した人との関係を積極的につくり、ニーズによって業務を委託したり、パートナーとして協力したり、社内の改革に役に立てようとしています。子どもたちの個性を見取り、他者との関わりを通して成長させ、魅力あふれる大人を育てることが、教育に求められています。
教師は、あらゆる方法で意見を交流したり、学んだりすることができます。でも、生徒達は「学校」という閉鎖空間で、その学校に所属する教員からという限られた空間で、生徒会活動を創造しています。どうにかして、全国の生徒がつながれないかと考え、微力ながら、生徒会の子どもたちが意見交流できる場をつくりました。
ぜひ、生徒会の子どもたちにこの場の存在を伝えていただければと思います。
先生方、保護者の方々、子どもたちの可能性を存分に引き出せる空間作りにご協力お願いいたします。