生徒開発教材!(電流がつくる磁界)

 今日の授業は、「電流がつくる磁界」。

今までの学習では、平面(2次元)で考える内容ばかりでしたが、今回は、立体(3次元)で考えなければなりません。

 課題内容は、直線の電流のまわりにできる磁界、1つループのコイルがつくる磁界、複数回巻いたコイルがつくる磁界の3つ。まずは、右ねじの法則を理解し、それぞれに応用していくのですが、なかなか立体的に捉えることができません。

 以前に、コイルをもってきたことがありました。しかし、コイルに使用されている導線が細く、どちら向きに巻いてあるのかをつかむのが難しく、教材としてはいまいちでした。そこで、針金ハンガーで5回巻き程度のコイルをつくりました。巻くときに力がいるのですが、つくってしまうと安定してなかなか使えるアイテムでした。

 しかし、今日、素晴らしい教材を生徒がつくって使っていました。

 まず、いらないB4版のプリントを何回か折って、細い棒状にします。そこに、一定方向に矢印を書きます。

 これで、できあがり。

 まっすぐに使うと、直線の導線の説明で使えます。そして、それを写真のようにまるめると、1つループのコイルのできあがり。さらに、巻き数を増やすと、コイルになります。(少々長さが短いですが…)

 この教材の良い点は、直線の電流がつくる磁界を確認して、そのまま、ループを考えることができる点です。指先で、直線→ループ→直線と変化できます。そして、なんといっても、「すぐできる」「安い」「簡単」早速、真似をして大量生産。「いる人、どうぞ!」といった感じです。

 教える側の生徒は、「これは、説明しやすい」と絶賛しておりました。

 時間があれば、柔らかい素材で、磁界の向きもわかるようにしたものをつくってもいいかな?

 下の2つの写真は、おまけです。