「割り算」と「割合」

 生徒の大部分は、分数での表記よりも「÷」を使った表記を選びがちです。

しかし、「割合」を表現するためには分数表記の方が意味がわかりやすいと思います。

現在、湿度の演習問題を行っていますが、湿度は「割合」です。教科書の公式も分数で表記されています。

しかし、多くの生徒は「÷」で考えているようです。

なので、「全体に対する部分の割合」という説明は、なかなか通じません。

 ここいらは、数学科との連携にもなると思うのですが、理科では「割り算=割合」ということは、当たり前なので、生徒は苦戦しております。

 そんな中、湿度の説明で、「満タンに入れたときの量はわかっているコップで大きさが異なる場合、水の量はどうなる?」といった説明を行っていました。「目もりが就いていないから、少しずつ小さなコップに移していって、満タンになるコップを探せばいいんよ」など、わかりやすい説明を行っていました。

 早速、ほかのクラスでも紹介して、湿度の算出方法がわからない生徒が「わかった!!」となりました。

生徒の発想力はすばらしい!!「子どもたちは有能です!ときに、教師以上に。」