本年度4月からスタートした理科資料集の改訂作業がやっと大詰め。
私の担当分野は「福岡の気象」。(専門は、物理屋さんですが…)
当初は、「気象分野だから、気象庁にお世話になろう」と甘く見ていました。
もちろん、気象庁のデータは必要ですが、
「気象観測所の地点を表す地図はどうすんの?」
「九州北部豪雨の災害の写真はどこで手に入るの?」
「天気図って著作権あるの?」
などなど、特に「著作権」についてはわからないことだらけ。
しかし、多くの方のご理解とご協力があってなんとか資料が集まりました。
グラフをつくって、解説文を考えて、レイアウトを決めて、「完成!!」
出版社にデータを送りました。無事に、GOサインが出ますように!!
とそんな中…次の大きなお仕事です。
本校では、8月6日に平和集会を行い、その中で「平和劇」を行っています。
夏休み朝7時から練習です。
そんななか、ここ数年私は「事前調査報告班担当」ということで、劇で扱う内容を生徒と共に「現地調査」し、劇の前や劇中で「朗読」として発表する部分を担当しております。
「福岡大空襲」「筑紫駅銃撃事件」「広島の原爆」などを調べてきました。
今年は「福島」です。
「3.11」のことだけでなく、現在の福島で起きていることを調査し、報告をするという内容です。
さまざまなメディアが、福島での差別を軋轢や分断ということばで表現しています。
はたして、どのようなかたちで軋轢や分断が起きているのか、真実はどうなのか、そして、わたしたちは何をすべきなのかを現地に行って確かめ、感じてくることが目的です。
痕跡をたどる今までの調査とちがい、目に見えない「亀裂」を感じることができるか、その現場で何を思うのか不安を感じます。
自分や子どもたちの感性を信じて、行ってこようと思います。