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AL基盤講座No.6 帰りの会の5分でできる集団づくり

先日、学級で班替えを行いました。

2学期はじめに、修学旅行も控えているため、この班が修学旅行の班となります。

まず、班長を決め、班長6名で「全員が笑顔になる班」をつくるべく会議を幾度となく行い、

新しい班構成、座席票を提案しに来ました。

「なぜこの人は、ここなの?」と班長たちに聞きます。

「○○くんは…。」と班長たちは、その子がそこに必要な根拠を説明します。

「じゃあ、○○さんがこの席なのは?」と次々に聞いていきます。

答えきれなければ、やり直しです。

こうやって、班長たちが全員のことを考え、全体目標に向かって前進できる班をつくっていきます。

そして、先日、新しい班が決まり、座席移動。

 

直近の学活は、ほとんどが修学旅行の内容を班で話し合うような内容。

早く新しい班の仲間がより仲良くなり、気軽に話し合える環境にしたいと思いました。

そこで、「聖徳太子ゲーム」を行うことにしました。

だいたいの班が6名なので、まず、6文字の言葉を決め、一人一人に一言ずつ分担させます。

そして、全員の前で「せーの」で同時に言います。

聞いている側は、言葉が何なのかを考え、正解を見つけます。

(説明が下手なので、お調べください)

これを、帰りの会で1班ずつ行います。

1クラス6班なので6日で1ローテーションできます。

慣れてくると、一人一人に誰の言葉を聞き取るかの役割を決め、みんなに報告、みんなで答えを見つけるという効率的なやり方を行うようになります。

このゲームのよさは、一人一役必ず役割ができ、他者と関わることに必然性がうまれると言うことです。

子どもたちは、当たり前のように関わります。

あまり普段は話さない相手にも、当然のように話しかけます。

 

たった5分程度の活動ですが、みんな笑顔です。

これは、「集団づくり」を「他者との関わり」を通じて行っていますが、

これを毎時間の授業でできるって、最高ですよね。

授業中、みんなが仲間を感じて幸せ。笑顔。

 

授業中、みんな幸せですか?笑顔ですか?