生徒からの手紙

この手紙は、私がアクティブ・ラーニング『学び合い』を始めたばかりのとき、その学年が終わろうかとしていたときに、担任をしていた生徒からもらった手紙です。

最近、知り合いの先生から、「手紙を見せて欲しい」と依頼があり、改めて手紙を読み直しました。

現在、飛び回っている「アクティブ・ラーニング」という言葉は、どうも「授業論」のように聞こえてしまいます。1時間、1単元でどのようにアクティブ・ラーニングを実施し、「学力」を高めるかが焦点になっているように感じます。

しかし、後数年で現在の「学力」は、大きく変わります。

そのことに気づくことと、アクティブ・ラーニングによってもたらさせる「人間性の向上」に、教師が気づいて欲しいと思います。

生徒は、すぐにアクティブ・ラーニングの価値を見いだし、それを実生活の中でも活かして行く力があります。

教科担任制の、「教科指導」→「学力」。「道徳・特活」→「集団づくり」という分業資質を早く意識改革しなければなりません。