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提出率アップ!「なぜ宿題や予習をするの?」

私はあまり宿題を出しません。

「宿題はやらされてやる」という意識を持って欲しくないからです。

しかし、現在、中学2年生を担当していますが、「生物分野」でいろいろな名前が出てきます。

動脈、動脈血、アミラーゼ、ペプシン、消化液、効果酵素などなど…。間違えやすい漢字も多く出てきます。

そこで、まずは26個の用語を家でも覚えることができるような宿題をだしました。

裏面に以下のようなメッセージをつけて…。

 

<坂田が理科を担当している、あったかい気持ちでいっぱいの仲間へ>

●本日の配布物に、理科の課題を通して、「離れていても、気持ちはつながっているよ」ということを実感してもらうためのプリントを入れています。

 

●この課題を行うときの注意事項

1:クラス全員の顔を、あたまに思い浮かべながら行うこと。

2:「やりたくないな」「つかれたな」と思ったら、「きっとあの人も、同じ気持ちだけど私のために頑張っているはず」と信じて、頑張りましょう。

3:仲間のために行う課題です。雑に適当に書いたりせず、一文字一文字気持ちを込めて行いましょう。

4:月曜日の授業のはじめに回収します。そのときに、「忘れました」がどのような意味を持つのかを考え、計画的に行いましょう。

 

 

「予習」や「復習」は、仲間のためにやるものです。自分に力がつけば、率先して仲間と関わることができます。特に、予習は事前に自分の「わかるところ」と「わからないところ」がハッキリします。そうすることで、授業中に効率的に仲間と関われます。

 

授業中は、仲間の顔が見えます。声をかけることもできます。しかし、家庭学習は一人です。だれとも関わることができません。でも、物理的に距離は離れていても、心ではつながっていることを実感して欲しいのです。

そうすることで、卒業後も彼らは、「近い存在」として、心の支えとなれる関係が構築されると思うのです。