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『学び合い』は誰一人見捨てません

昨日の夕方、同教科(理科)の若手の先生から

「ちょっと質問良いですか?」と…。

後輩から質問されることなんてあまりないのですが

表情は困った感満載でしたので、話しを聞いてみると、

中学2年生の銅の酸化の質量比の問題をどのように教えると、みんながわかってくれるのか?

というものでした。

銅:酸素:酸化銅=4:1:5っていう部分です。

 

ひねくれ者の私は

「先生が50分間教えたとすると、どれくらいの生徒が理解できると予想できる?」と聞きました。

「50%ぐらいですかね。」と若手の先生。

「全員に理解してほしいのなら、先生が教えなければいいんじゃない?」と答えました。

 

「えっ?・・・」

 

そこで、『学び合い』について説明し、Find!アクティブラーナーの仮編集の動画で、私が担当しているクラスの風景を見てもらいました。

 

若手の先生は半信半疑でしたが、興味をもち、「やってみます!」とのこと

そして、今日、初めてトライされていました。

気になったので、様子を見に行き、

ちょこちょことアドバイス。

「先生!おしえちゃだめよ」

「模範解答を1枚だけ掲示して!」

「ほめて!」などなど

30分間の交流時間を設定していましたが、

先生が用意した模範解答とは異なる、教師も気づかなかった方法で解答を導く生徒が出現したり、

「わかった!ありがとう」の言葉がいろいろな場所で聞こえました。

なんと、20分ちょっとで全員のネームプレートが、「理解できた」に移動完了!

 

まだ、その若手先生に感想を聞いていませんが、子どもたちは達成感に満ちた表情!

みんなが輝いた1時間だったのではないでしょうか?