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上越教育大 水落先生が参観

先日、上越教育大学の水落先生が来校され、自分の授業を参観して頂きました。

 

本来の目的は、校内研の講師として来校して頂いたのですが、最近、自分の授業で「これでいいのか?」と疑問を持つことが多々あったので、参観を希望し、見ていただきました。

 

午後の研修で、私の授業を取り上げて頂きました。

そこで、私自身、無意識だった部分をご指摘頂きました。

 

私は、休み時間に教室に入り、めあてをまず書きます。

理由は、教師の話を極力短くし、子どもたちの学習時間を確保するため。

まず、この部分をご指摘頂きました。

私は気づかなかったのですが、めあてを休み時間に書いておくと、授業までのわずかな時間ですが、教科書を開けて、「今日、何をするのかな?」と予習をする生徒がいました。

私は、予習をしている生徒に気づけませんでした。

 

それから、私はなるべく教師の板書は少なく、コンパクトにしています。

生徒が自由に書けるスペースを確保するためです。

この点もご指摘頂きました。

生徒は、黒板を使って、説明をしたり、みんなと共有したい情報を黒板に書きます。

その様子を見るだけでも、生徒の思考のようすが見とれます。

 

教師の視線についてもご指摘頂きました。

教師は、生徒たちが効果的に交流できるようにするコーディネーターです。そのため、それぞれの子どもたちが何をどのように考えているかを、会話や記述内容から把握する必要があります。間違っていれば、私は「ここ、違うよ」と一声かけます。しかし、それ以上のことは言いません。悩んでいる生徒がいれば、解決できそうな相手を紹介します。

 

水落先生の講話の中で印象的だったことは、「生徒に裁量を持たせる」という言葉です。

 

予習をしてもかまわない。黒板に書いてもかまわない。誰に相談してもかまわない。

 

生徒に自己選択の裁量を持たせることで、目標に対する責任が生じる。

その責任は、生徒全員に関わってくる。

だから、「主体的」なっているんだと再確認できました。