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現実を見た人は動く。机上の空論はいらない。

先週は、筑紫地区人権・同和教育研究大会の分科会で「平和教育の実践」を発表させていただきました。そして、今日の午後は、第五福竜丸の映画の上映会の前に実践発表をさせて頂きます。

2017年度は、今回を入れ4回発表させていただく機会に恵まれました。

しかし、他の中学校や小学校ではやってないの?と疑問に思います。

 

人権教育にしても、平和教育にしても、人間として生きていく上でとても重要な要素が含まれていると思うんです。

 

当事者になることは少ない。だから、100%その人の気持ちになることはできない。とか

寝た子を起こすな。とか

過去のことだから。とか

それは、間違いだと思うんです。

 

遠い世界のことで、自分や自分の大切な人にはふりかからないことと思っているのでしょうか?

差別は今でも残っています。

戦争や紛争は今でも起きています。

 

差別や紛争によって、人の尊い命が失われています。

希望に満ち溢れた人生が、容赦なく狂わされています。

 

差別や紛争は、人間の手によってつくられたものです。

 

だから、人間の手でなくすしか方法はありません。

 

 

しかし、多くの人たちは情報に触れることはできても、次の一歩を踏み出せません。

「差別をなくすために高らかに声をあげる」「紛争地域へ行く」とかを考えがちだからです。

 

差別や戦争を引き起こすのは、「大人」に責任があります。

「子どもではありません」

 

その「大人」も「教育」を受けてきています。

 

今の子どもたちは「教育」を受けることができます。

今からの社会をつくっていく希望に満ち溢れています。

 

だから、差別や紛争について情報だけでなく、正しい知識に触れさせ、そこで感じたことを共有し、身近な場面で何を大切にしていくのかを考え、実行していくことが必要なんです。

 

「友達と仲良くする」「仲間と支え合う」そこに、価値を見出せる場面をたくさん作っていけば、世界から差別や戦争はなくなる。

 

子どもたちには、「幸せ」に生きてほしいから。