『学び合い』を今から始める方。『学び合い』ってどんなの?と言う方におすすめです。『学び合い』を実践してクラスがどのように変わっていったかの体験談をはじめ、『学び合い』の考え方から、具体的な授業づくりまで載っています。また、実践された方ならどなたでもぶち当たる壁に対する、トラブルシューティングも載っています。わたしも、悩んだらこの本を読み直しています。
『学び合い』をはじめたいけど、いきなりはじめるのは…。と言う方におすすめの本です。具体的な導入方法の紹介やコツが掲載されています。「スタートブック」が教育論的とすると、「ステップアップ」は授業方法論的な内容です。みなさんもご存じの通り、『学び合い』は、授業論ではなく教育論なので、個人的には「スタートアップ」を読んでから「ステップアップ」で具体的なイメージをもつことが必要だと思います。『学び合い』を始めたことに抱いた不安や疑問に対することもたくさん載っています。
佐賀県の学校で、他教科合同の『学び合い』を見たことがあります。ビデオですが、異学年合同の『学び合い』を行っているようすを見たこともあります。ある小学校では、小学1年生から6年生まで全員が体育館に集まり、それぞれの課題に取り組むといったことをやっています。わたしも、一度他教科と合同の『学び合い』を行ったことがあります。
よく他学年の合同『学び合い』では、「先輩が後輩に教えるためにでしょ」と言われますが、私が合同『学び合い』を行った理由は、『学び合い』が円滑に行えていないクラスが、うまくいっているクラスのようすをみて学んでほしいということが一番の理由でした。他学年での『学び合い』でも同じだと思います。他学年の合同『学び合い』が行えれば、「一人も見捨てない」が、先輩から後輩へ受け継がれ、学校の伝統となり、学校が元気になていくのだと思います。
この本は(きっと)1つのクラスだけにとどまらず、学校全体を変えていく『学び合い』について語られるのだと思います。
(早速購入します!!)
水落先生の「目標と学習と評価の一体化」などについて詳しくわかりやすく書かれています。学級経営や授業デザインの視点から『学び合い』について捉えることができると思います。具体的な実践例等もあり、オススメです。
小学校6年生がつくった「最高のクラスのつくり方」
実際にあったことをもとに子どもの視点でつくられているので、子どもにもわかりやすく、読みやすいものです。教室に置いていると、手に取った生徒はじっくり読んでいます。
どの教室でも起こりえる内容だけに、「自分達で学級をつくり上げよう!」とする意欲や元気が沸いてきます。
教師にとっても子どもにとってもオススメです!