第12回 『学び合い』福岡学習会の記録

 今回で12回目を迎える『学び合い』福岡学習会でした。今回は、福岡市の高校の先生も加わり、「学力格差のある学級集団で、どのようにして全員に力をつけさせるか」「コミュニケーション力を高める授業」など、具体的な授業の展開方法など、いろいろとお話することができました。

 また、11月に計画をしているゲストをお呼びしての『学び合い』学習会の計画についても、案を練りました。

 みなさん!!11月に福岡市内で『学び合い』の学習会を行いますよ!!

 詳細がわかり次第、本HPでお知らせします!!

第11回 『学び合い』学習会の記録

第11回学習会を4月23日(水)19時より行いました。

新年度を迎えて初めての会でした。

参加メンバーの中には、人事異動で『学び合い』の実践者が0人の学校へ行かれた先生や、学年や学級が変わり、『学び合い』の精神を新たに構築していこうとされている先生など不安や期待の入り交じった会となりました。

 今回の話の中で「生活班」の存在について考えさせられました。『学び合い』を5年やってきた私の頭の中には、「生活班や教師が指定したグループ、ペアには限界がある」という固定概念が形成されています。なので、ペアリングに自由度をもたせています。しかしながら、この自由度は生徒がなぜこのように自由に動き回れるのかという価値を見いだしていないと、関わる相手が固定化され、本来、『学び合い』が意図してる効果を得ることはできません。仮に、教室のすべての生徒が、関わる相手を自由に選択できることの価値を見いだしたとします。教師は、学級を一つの集団、チームとして、学級集団をより高い次元へと導きます。その時、「生活班」の存在はどうなるのでしょうか?限られた関係性の中で、お互いのことを理解し合い、受けとめ、よりよい方法を見いだしていく。限られた関係性だからこそ、より深く相手を見つめようとすることができるようにも思います。

 そこで頭を整理すると、やはり「学習」においては、限られた関係性の中では限界があると思います。なので、自由度は必要と私は考えました。しかし、「他者理解や自己分析」をねらいとした場合、「生活班」は重要な価値を持つのではないかと思いました。

 いやー。実に濃い学習会でした!

第10回 『学び合い』学習会の記録

1月24日(金)2014年初めての学習会を行いました。参加人数は8名。

 内容は、まず、フォーラムで図画工作の授業をされる中学校の美術の先生の授業内容や教材研究を行いました。やはり、中学と小学校では子どもの作業量もちがいがありますし、授業時間が中学50分。小学校45分。この5分は大きいという話にもなりました。また、小学生の作業量で、みんなが関わって作品が作れる内容について議論しました。こんな話は、小学校の先生と中学校の先生が同じ場所で話をしないとできませんよね。

 つぎに、小学校4年生の国語の教材研究の話に…。タイトルは忘れてしましましたが、読後感を感じさせる教材をどのように活用するかと言う話になりました。他校で作られた指導案などを参考に、『学び合い』の考えを軸に具体的に話ができました。一斉授業の指導案はすっきりしていますが、「国語の授業は、数名の発言で進んでしまう」ということもあり、全員に「あーね!」という感覚を感じさせる展開をどのようにしたらよいかなど熱い会となりました。

 次回も、それぞれの教材などをもちよって、議論したいと思います。

第9回 『学び合い』学習会兼忘年会の記録

 12月13日に2013年最後の学習会を居酒屋さんで行いました。小学校の先生4名、中学校の先生4名。集まるなり、2月の『学び合い』フォーラムの話から、理想の教師像、授業像など、熱く語り合いました。あっという間に3時間が経ってしましました。しかし、どの先生も現状に満足されることなく、子どもたちのために何ができるかを常に考えられているんだなぁと、自分自身を反省させられました。

 年が明けると、フォーラムに向けて全力で取り組んで行きましょう!

第8回 『学び合い』学習会の記録(2013.11.24)

11月22日(金)に筑紫教育会館で第8回『学び合い』学習会を行いました。

今回は、先日行われた安徳南小学校の実践発表会から見えることを話し合いました。

新しく小学校、中学校(社会)の先生が参加していただきました!!

 

アンケートの中で、「『学び合い』では、生徒が自分で考えることができていないのではないか」との疑問があり、みんなで議論しました。

 「はいどうぞ」の声の後に、子どもたちは課題に取り組みます。きっと、すぐに動き始める子どもの姿から、「自分でもっと考えるべきではないか?」という疑問をもたれたのではないかと推測できます。

 しかし、課題の意味が十分に理解できない子は、「ねえ、今日の課題って○○ってこと?」と聞きに行くことは必要なことではないでしょうか?さらに、「わからない」ということ自体が、「課題に対する自分なりの考え」の1つになりうるのではないか、などさまざまな意見が出されました。

 自分の授業を振り返ると、数時間分の学習プリントを事前に渡しているときは、予習をしてきた子は2通りの動きを見せます。1つは、模範解答で自分の考えを確認する。2つめは、友だちに質問するです。両者とも、「はいどうぞ」の直後に動きます。しかし、現在の自分のクラスでは、3通り目の動きがあります。「あの子のところに行こう」です。これは、「あの子はきっとわからないだろうから、始めから関わろう」という気持ちで動きます。

 

 子どもたちには次のように伝えています。

「今の君たちは、よーい。スタート。で、それぞれが、それぞれのトラックを走っている。速く走れる人は速く走り、ゴールしてから全体を見ている。でも、速く走る人がゴールするまでの間、上手く走れない人は、ずっとスタートラインにいるやん。それで、OKなの?」

「本当に、友だちを見捨てないんだったら、よーい。スタート。の直後に上手く走れない人と足を結んで、二人三脚でゴールを目指してもいいやん。自分がゴールする時間は遅くなるかもしれないけど、私は、ゴールする速さは求めていない。「全員」がゴールすることを求めている。」

 

 子どもたちの動きを見るときには、単に「動き」を見るのではなく、その「目的」を見ることが重要だと感じました。

第8回 『学び合い』学習会のお知らせ

第8回 『学び合い』学習会を以下の要領で実施します。

 

日時 2013年11月22日(金) 19:00から

 

場所 筑紫教育会館

   福岡県大野城市東大利1丁目8-6

 

内容 先日行われた那珂川町立安徳南小学校の『学び合い』研究発表会について

   『学び合い』を『学び合い』

 

事前予約不要!参加費無料!!です。

ざっくばらんに『学び合い』について、お話しができます。

初心者の方大歓迎です!

一緒に『学び合い』ましょう!!

ダウンロード
『学び合い』学習会チラシ(第8回).pdf
PDFファイル 418.2 KB

第7回 『学び合い』学習会の記録(in 安徳南小学校)

 10月31日(木)安徳南小学校で、31日に行われる実践発表会の研究の構想のプレゼンテーションをみんなで見て、聞いて、議論を交わしました。

 研究は、算数科の研究。

 『学び合い』は、「集団づくり」と「学力向上」が切っても切れないもの。

 でも、研究は「学力向上」に視点があり、そこをどのように説明するのか、理論的に説明するのかなど、意見が交わされました。

 「学力」(狭義の意味)は、点数や得点分布で検証できます。「集団の質」は、Q-Uなどで検証できますが、あくまで一部分。どうやって、算数が苦手な子が、勉強したい!。友だちに教えたい!と言う気持ちに変容したかをもっとアピールしたい。

 じゃあ、どうやって?

 もう、子どもの発言やアンケートの記述。本当は、子どもの笑顔を伝えたい。

ということになりました。

 『学び合い』のよさが、多くの人に伝わってほしいです。

第7回 『学び合い』学習会のお知らせ (in 安徳南小学校)

第7回は、出張学習会です!!

 

 今回は、10月31日(木)に行われる安徳南小学校の実践発表会の内容をいち早く教えていただき、みんなで意見を交わすという内容を予定しています。

 この安徳南小学校の発表は、おそらく福岡県筑紫地区では初となる「小学校の『学び合い』」の発表会です。

 

 「『学び合い』って何?」という第一歩から、各教科、各学年での具体的な授業の実践発表まで行われます。

 実践前の方から、ベテランの実践者の方まで多くの方のご参加をお待ちしています!

 

日時:10月18日(金) 19時から

場所:那珂川町立安徳南小学校

   福岡県筑紫郡那珂川町上梶原1丁目1−1

 

第6回 『学び合い』学習会の記録

 2013年9月26日(木)19時より、筑紫教育会館で第6回『学び合い』学習会を行いました。

 小学校では、運動会の準備。中学校でも研究発表会の準備や修学旅行など学校行事の立て込んでいる時期と言うこともあり、数名の参加人数でしたが、「どうやたら『学び合い』を広げることができるか?」をアットホームな感じで話し合うことができました。

 まずは、「情宣活動」ということで、毎回チラシを作成することに…。今回は、作成をすっかり忘れていましたので…。

 次に、今、個々人で行っている活動や、作った物を共有し、多くの方に提供していこうとなりました。

 

 『学び合い』Q&Aや、『学び合い』をやっている子どもがつくる『学び合い』説明書などいろいろなことにチャレンジしていこうと思います。作成したものは、もちろんこのHPでもご報告していきます!!